二重虹 at 大阪公演の感想を

「10年20年経っても、
そのときの自分で唄えるように
なりたい。
十代の頃、とくにデビューした頃は
自分にも人生経験がないもんだから
歌を唄うときにね。想像とかイメージ、
マンガでこうだったとか。映画じゃ
こうだったとか。
それが14歳から21歳になり、
ちょこっとだけれど、人生経験というのができて
いっちょ前に唄えるようになっちゃってぇ
だから、やっと自分が曲に追いついていけるように
なったんですよ。
その最初のアルバムなんです。
私は個人的にも気に入っております」

自分が曲に追いついたという自覚?
そう言うセリフを松浦亜弥本人の口から
生で聴くことができたのが一番嬉しい。
今回、歌のバックに洗顔パックしてる写真を
映してみたりとか。
自分がどういう立場にいるのか、立脚点を
再確認して新しいスタートをきったと言えるのでは
ないかと言う感想を持った。
この秋のツアーを物語にたとえると、
スーパースター松浦亜弥という器に
現在の松浦亜弥が、その器にふさわしく
成長していく物語ではないだろうか。

今回のセットリストを見たときに
ヒットパレードで初めて大阪2連戦
岸和田、姫路、奈良を回ったときのことを
思い出した。
だから『ね〜え?』『夏男』『夏パ』
さらに欲を言えば『ショッピングー』
『お洗濯ぅ』
『ほんとはね。(いい加減にこの歌を
松浦亜弥に解禁してくれ)』が入ってれば、
今回のセットリストは
完璧だ。